改定スプリアス規格と適応したPHSアンテナ・端末

既に施設でPHSシステムを利用している場合は、改定されたスプリアス規格に適応した新規格のアンテナとPHS端末に交換する必要があります。

PHS端末とPHSアンテナは、メーカーが同じであれば、PBXが古くても使用することが出来ます。PHS端末が使えなくなってもPBXやPHSアンテナと言ったPHSシステムを変えることなく、新しい型式のPHS端末を導入することが出来ます。

同様にPHSアンテナも交換が出来ますので、スプリアス対応だけで考えるのであれば、PBXまで交換しなくても良いケースがあります。

逆に言えば、同一メーカーであればPHSアンテナとPHS端末は交換せずに、PBX本体だけ更新する方法もあります。後に使い続けたPHSアンテナと端末は、新機種に取り換えても、PBX本体までリプレイスする必要はありません。

まずは現在使われている端末が新規格に対応しているか否かをメーカーのホームページで確認してみましょう。

PHS端末の裏側にあるケースを開けて、電池をどけた場所にPHS端末の機種名が記載されています。

スプリアス規制に関して、2023年時点で販売しているPHS端末は全て新規格対応に成っていますが、前回の規制期日であった2021年8月以前の機種である場合には特に注意が必要です。

また、アンテナが端末更新された時期よりも過去に製造されたものであれば、更新する必要があります。

またPHSの継続利用については、「⇒　PHSは今後も使い続けられる主力システム」もぜひご参照ください。